木  桶

木  桶

桶の発祥は古く、天の岩戸の前でアメノウズメノミコトが桶の上で舞ったと古事記に記されています。 当地においても、富嶽三十六景「尾州不二見原」に描かれている様に、江戸時代には、尾張藩所領の木曽椹(サワラ)を用いて桶の製造が盛んになりました。旧桶屋町には、藩御用達の桶職人が多く住んでいたといわれています。

KIOKE(Wooden Bucket)
These simple but elegantly-designed containers made of blonde colored wood banded in bamboo or brass, are still seen in modern-day Japan. Nagoya has been a center of the wooden bucket production thanks to the nearby cypress-abundant Kiso mountains. Even though these containers have a basic purpose. Their lovely grain and scent endow them with aes-thetic appeal.

木  桶

組 合 名
名古屋桶工業組合
所 在 地
〒454-0848 中川区松ノ木町2-15
連 絡 先
TEL:052-361-6751  FAX:052-361-6751
主な製品
飯切、飯櫃、樽、木製品一式(まな板、桶たいこ、木製せいろ、エサ桶、桶一式)

組合構成企業一覧

事業所名
郵便番号
所在地
電話番号
事業形態
1
水谷桶製造卸店 467-0856 瑞穂区新開町3-1 052-881-7816
製造 小売
2
木桶の栗田 454-0848 中川区松ノ木町2-15 052-361-6751
製造 小売
 


木桶  栗田 実さん

有松・鳴海絞 井村 加代子さん
木桶  栗田 実さん

仕事の概要
 大きなお風呂桶から寿司桶やおひつまで様々な木桶を製作しています。 企業向けの木桶、樽の製作は勿論のこと、毎月、全国の百貨店などによる催事へ出向き、実演販売を中心とした活動も行っています。
仕事を始めた
きっかけ
 子供の頃は家の仕事がとても忙しく、親の仕事を手伝い始めたのがきっかけです。今では金属やプラスチックなどの量産品に取って替わられ需要は減りましたが、当時は大変な受注があり、父は起きてから寝るまで桶をずっと作り続けていました。
仕事への想い
 どこまでいっても根っからの職人ですので、あれこれと商売をするのではなく、椹(さわら) 、檜、高野槙、杉を使った木桶にこだわり続けていきたいと考えています。自分の手で一つひとつ最初から最後まで量産品にはない五感に訴えられる様な木桶を作っていきたいと思っています。
ひとこと
 今ある木桶は先人達が生み出した道具です。それは先人達が苦労の末に生み出したものであり、私はそれに従っているだけです。私の夢は、残された時間の中で、私なりの努力と人脈を最大限活かして、後世で楽しく使ってもらえる道具を作るために果敢に挑戦していきたいと考えています。
 


木桶

名古屋桶工業組合

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